こんにちは。
新入社員の設計、山口です。
先日現地調査に行った際に、普段は見れない裏側を見てまいりましたので、皆様にご報告いたします。
こちらは、間知ブロックといい、主に土を留めるために使われています。
工事中の斜面に敷き詰められているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
上の写真は今年の5月に現地に行った時の写真なのですが、先日同じ場所に行ってみると……
土地の造成のために壊されておりました。
間知ブロックって壊すとこんな感じなんですね。
もっとボロボロに壊れるかと思っていたのですが、こんな風に塊でゴロゴロとした姿になるのですね。
続いて同じ土地の別の面。
こちらは、奥に間知ブロックがあり、手前にはコンクリートのブロックがありました。(今年の5月時点)
この場所も先日行ったときには……
断面も背面も見れるという貴重な姿になっておりました。
この姿を見て、間知ブロックってこんなに厚みがあったんだと驚きました。
普段は表面しか見えていなかったのですが、土の方に深く入って、しっかり土を留めているんですね。
コンクリートブロックからは、中の鉄筋が見えております。
完成したブロックしか見たことがなかったので、こちらもとても貴重なお姿。
ここから造成され、この土地がまた新たな姿になるのがとても楽しみです。
最後にもう一つ。
ご紹介した間知ブロックやコンクリートブロックなどの擁壁には、水抜き穴という穴があります。
先程の写真でいうと、青で囲んだ↓の位置。
皆さん見たことがあると思います。
こちらの水抜き穴は、これらの擁壁の裏側にたまった水を抜くためのもの。
水がたまると圧力がかかってしまい、擁壁に良くないのだそうです。
実際にこのように裏側に繋がっていました。
重要なものだと知らずに、幼少期には、小石を入れていた記憶が…
最近まで水抜き穴のこともよく分かっていなかったけど、
世の中にあるものには、全部ちゃんと意味があるんだなと思いました。
以上、山口からのご報告でした。
長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
残暑が厳しいですが、お体に気を付けてお過ごしください。