こんにちは、設計の長尾です。
突然ですが、「墨つぼ」という道具をご存じでしょうか?
建物の基礎(コンクリート)に土台(木材)を設置する際に「墨出し」もしくは「墨付け」
といって基礎と土台の中心を揃える目的で基礎の上に線を引く際に使用します。
建物の長さ分、真っ直ぐ線を引くには定規では曲がってしまいそうですよね?
「墨つぼ」は墨汁を含んだ綿に糸をくぐらせて、墨汁を付けた糸をピーーーンと張り、
一気にはじいて線を引く道具なのです。(外国では墨でなくチョークだったりするみたいです。)
一見簡単そうに見えて、斜めに持ち上げてしまうとダメだったり、意外とコツが必要なのです。
子供の頃、父の仕事場で墨つぼで線を引くのが楽しくて「ぴしゃっ!」と糸をはじいて遊んでは
「紛らわしい線がいっぱいになるから止めてー!」と注意されていました。(笑)
「墨つぼ」という響きも可愛らしくてお気に入りです☆