不覚にも風邪をひいてしまい、1日お休みをいただきました。咳と鼻水が止まらず、枕元は鼻紙の山。ミノムシの如くじっとしていると、ちょっとじっくりなんか読んでみるかとゆう気になり、
ひっぱり出したのが村上春樹。「海辺のカフカ」を読み始めて、しまったと思いましたがもう遅い、とうとう最後まで、もうへとへとです。「海辺のカフカ」では、登場人物のなかに、「星野ちゃん」と少し変な子「さくら」がでてきますが、私の苗字は星野、そして私の長女の名は、さくら なのです。物語のなかでウロウロする「星野ちゃん」と「さくら」は、なぜかどこかで見たことのある、そして感じたことのある人たちなのです。2年程前、次女に「さくら姉ちゃんが出てくる本あるけど、どう読んでみる?」と言ってしまい、今では、下の子(次女)は、村上春樹の毒に完全に取り込まれてしまいました。今度、新作「騎士団長殺し」がでるので、娘と楽しみにしています。娘と春樹について話をすることを妻は気に入らないみたいで(なぜなんだろ?)いつも黙殺しています。なんか怖い。ふとんの中で鼻水垂らしての読書より、薪ストーブ前での「あったか読書」、そしてデッキで風に吹かれて、「うとうと読書」・・・きっと気持ちいいでしょうね。
段差を恐れる男・・・星野でした。