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家づくりを調べていると、よく目にする「C値」。

「C値0.4です」
「C値1.0以下を目標にしています」

と言われても、

実際、住んだときにそんなに違うの?と思われる方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、C値だけで住み心地のすべてが決まるわけではありません。

ただし、C値0.4と1.0では、家の“すき間の量”にはかなり差があります。

そもそもC値とは?

C値とは、住宅の気密性能を表す数値です。

簡単に言うと、

「家にどれくらいすき間があるのか」

を表しています。

数字が小さいほど、すき間が少なく、気密性能が高い住宅です。

例えば床面積100㎡の住宅の場合、

C値1.0なら、家全体のすき間を合わせて約100㎠。

C値0.4なら約40㎠です。

つまり、同じ大きさの家で比較すると、

C値1.0の家は、C値0.4の家のおよそ2.5倍のすき間がある

ということになります。

では、住み心地は何が変わる?

一番感じやすいのは、冬場です。

気密性能が低い住宅では、外から冷たい空気が入りやすくなります。

暖房しているのに、

「足元がなんとなく寒い」

「窓の近くではないのに冷気を感じる」

といったことが起こりやすくなります。

C値が低くなるほど、こうした予定外の空気の出入りを減らせるため、室内の温度を安定させやすくなります。

特に風が強い日や、外との温度差が大きい冬場ほど、気密性能の違いが影響しやすくなります。

換気にも関係します

実は気密性能は、暖かさだけの話ではありません。

住宅には計画換気があります。

本来は、

「ここから空気を入れて、ここから排気する」

という計画で空気を動かします。

しかし家にすき間が多いと、想定していないところから空気が入ってきてしまいます。

つまり、

高性能な換気設備を付けても、家そのものの気密性能が低ければ、計画通りに換気しにくくなる

ということです。

そのため私たちは、断熱性能だけではなく、気密性能も大切だと考えています。

C値0.4なら絶対快適なの?

ここは少し注意が必要です。

C値が良ければ、それだけで快適な家になるわけではありません。

住宅の快適性には、

断熱性能、窓の性能、日射の入り方、換気計画、冷暖房計画、間取りなど、

さまざまな要素が関係します。

例えばC値0.3でも断熱性能が低ければ、快適とは限りません。

逆に、C値0.8でも断熱・換気・空調がきちんと計画されていれば、十分快適な住宅になることもあります。

大切なのは、

「C値だけを見る」のではなく、家全体の性能を見ることです。

私たちがC値0.4以下を目指す理由

家は完成すると、壁の中を見ることができません。

そして気密性能は、設備のように後から簡単に取り替えることもできません。

だからこそ、建築している段階でしっかり施工することが重要です。

私たちはC値0.4以下をひとつの目標として住宅をつくっています。

ただ、数字を競うことが目的ではありません。

目指しているのは、

冬暖かく、夏涼しく、家の中の温度差が少なく、長く快適に暮らせる家をつくること。

C値は、そのために大切にしている性能のひとつです。

住宅会社を比較するときには、

「C値はいくつですか?」

だけではなく、

「全棟で気密測定をしていますか?」また「どんな施工管理をしていますか?」

と聞いてみるのもおすすめです。

計算上の数字ではなく、実際に建てた家を測定しているか。

ここにも、その住宅会社の家づくりに対する考え方が表れると思います。

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ちなみに、アーキテックスの標準仕様で建てた自宅に住み始めて、今年で3年目の冬を迎えます。

私は毎年、冬が来るのが少し楽しみです。

というのも、外がどれだけ寒くても、家の中ではその寒さをほとんど感じることなく、快適に過ごせるからです。

実際に自分自身が住んでいるからこそ、断熱性や気密性の大切さ、そして住み心地の違いを日々実感しています。

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